食事の大切さを一生懸命に話しても、
当初は5%くらいの方にわかってもらえればいい方だった。

しかし今は、関心があり、自然食品店などを利用している方が16%くらいになっているそうだ。

昨年には、「食育基本法」なるものも成立した。
10年もすればその考えは根づくであろう。

私たちえこわいずグループの有志たちも、
畑を借り、田んぼを耕して、自分の力で有機農法に挑戦する自然農園をつくろうと、コツコツ準備している。
子どもも大人も時間を共有し、文化を伝承し、農の大切さを伝えようとハリキッている。
楽しみである。

洗剤公害から無添加食品、健康食品、食養生、と言ってるうちに、『土』にたどりついた。
東南アジアの保水力ある粘土質は戦争の絶えない中東や、
岩石の多いヨーロッパの土とは全く違う文化を生み出したらしい。

四季を楽しみ、豊かな農作物が収穫できる日本の田や畑こそ
日本人はもっと大切にしなければならないと思う。

土にこそ、生命(イノチ)の芽生えがあり、
作物を育てることにこそ、いのちを大切にする心が育っていくように思う。
‟武器では命は守れない〟ことをどうにか伝えていきたいものである。

その時々に感じたことを書きなぐってきた。
読み易く編集してくれた担当者と、
それを楽しみに読んで下さった方々に深く感謝し、
併せて恥ずかしい思いもありますが、更に続けていこうと思います。